風力発電計画についてのよくある質問
ここにある以外の質問は以下のフォームからお問い合わせください。
これまでの住民説明会から、もしくは調べた範囲で共有します。
詳しくは準備書をご覧になるか、住民説明会にお越しください。
【電気に関して】
Q:作られた電気は丸森で使えるのですか?また丸森町内で電気がタダになったり安くなったりしますか?
A:残念ながら丸森でその電気が使えることはありません。電気代がタダになったり安くなったりすることもありません。売電され回り回って使えるのかもしれませんが、大きな送電線が通っているため別の地域へ送られます。
【大規模改変に関して】
Q:巨大な風車はどのように運ばれるのですか?
A:全長172m、プロペラだけでも136mを運ぶため、当然山を掘り道路が大幅に拡幅され(作業道6.5m)、樹木も切られます。自然への影響が心配です。15基の風力発電です。工事が始まれば、一日1000台近くの大型車が行き交います。
【保安林について】
Q:保安林が解除されてしまうのですか?
A:保安林は水源のため、また土砂災害から私たちを守ってくれる大切な森ですが、残念ながら計画区域に入っています。
丸森町には「再生可能エネルギー発電設備の設置の規制に関する条例」があります。その条例を破ることになるのか心配です。
【土壌・土砂災害に関して】
Q:令和元年東日本台風の土砂災害の再来が心配です
A:最近ゲリラ豪雨や予想できない大雨や台風が増えていますね。本当に心配です。丸森の土は崩れやすいこともわかっています。
【景観に関して】
Q:丸森の宝である美しい自然と景観が壊されてしまうのですか?
A:事業者ははっきりと「自然破壊です」と答えています(5/28 住民説明会にて)
これは丸森の未来にかかる大きな問題ではないでしょうか。
Q:航空障害灯がつくと聞きました。星が見えなくなってしまうのでしょうか?
A:これまで真っ暗だった山の上に明かりがついてしまうので、星の眺めに影響は出るでしょう。
Q:丸森にようやく観光客が来るようになったのに、減ってしまうでしょうか?
A:風力発電は圧迫感もあり景観が阻害されてしまうので、丸森の宝である美しい自然が壊されてしまいます。そのような影響は出てくるのではないでしょうか。
【低周波を含めた騒音に関して】
Q:健康被害が心配です。低周波を含めた騒音で眠れなくなったりするのでしょうか?
A:実際に秋田県などで不眠やめまいの訴えがあり、調査が進んでいます。子供の記憶力の低下、集中力の欠如も報告されています。しかし残念ながら国は「低周波」を認めていませんが、牛への影響は認められています。丸森町には牧場経営者、酪農家の方も多いです。大切な家族や財産である牛に影響があるとともに、人間には影響がないと言い切れるでしょうか。
【放射能について】
Q:放射能汚染土壌はどうするのでしょうか?
A:事業者は万全を期すと答えていますが、除染されていない山が掘り起こされる大規模事業です。
【生態系について】
Q:山にはツキノワグマや希少な絶滅危惧種の動物や鳥(クマタカ、サシバ)がいます。絶滅したらどうするのでしょうか。補償できるのですか?
A:事業者は「死骸をもって確認する」と答えています。絶滅危惧種が死んでからでは遅いのです。
【住民との合意形成・会社の信頼について】
Q:町民の合意が取れているとは思えない。よくわからないままに計画が進んでいて驚いています。今後も住民への説明があるのでしょうか?
A:当然、地域との共生のために必要不可欠なことです。住民は安心安全な暮らしをする権利があります。
《基本的人権の尊重》
「国民はだれもが人間らしく生きる権利を持つ」このことを思い出してみてください。
【落雷、山火事、火事の危険について】
Q:落雷が日本国内だけでも38件、火災は2015年までに242件報告されています(中国含まず)。山火事になったらどうするのか?地域の消防団が出なければならないのでしょうか?
A:風車には避雷針とスプリンクラーがついているそうですが、落雷による停電がないとは言い切れませんし、山火事になったら誰が消すのでしょうか?事業者は消火しに来るのでしょうか?
事業者は事故後の報告義務があるだけです。当然地域の消防団が命がけで出動することになるのではないでしょうか。そもそも172mの風車なので消火は不可能です。消防法では規制できていません。
●風力発電設備に関する電気事業法の保安規制について
https://www.meti.go.jp/.../electric/detail/furyoku.html
*補足
例えば非常用、防災用の発電機や蓄電池を設置する時には、消防法による届出と立入検査があります。
風力発電はこれが必要ないということです。
https://www.sunyou.co.jp/gen/index.php
●風車火災はわかっているだけでも2015年3月までに1667件(中国は含まれず)、保険会社の調査が詳しいです。
損保ジャパン
(電気設備学会誌2018年3月)